引越し手続き
引越しとは、現在住んでいる家あるいは事業所の機能や財産、所有物全般を新しい土地と住まいに移動させることで、引越しをするにあたり複数の書類の収集や提出、手続きなどを経なければならないため引越しを決めてから引越しが完了するまで数ヶ月を要するのが一般的な引越しにかかる期間となっています。
また、家にあるすべての所有物を移動させることとなるため、転出先が比較的近い場所で、荷物の総数が少ない場合は個人で引越しを行うケースもありますが、大体の場合は複数の手を借りることになり、搬出や搬入の計画の立案にかかる時間もそれ相応にかかってきます。
引越しサービスに特化した業者が多数存在しているため、距離が遠い場合や荷物が多い場合、人が足りない場合等は業者に引越しを委託するケースが多くなっています。
手続きの種類に関しては、異動届の提出・受益サービスの解約や精算の手続き、電化・ガス・水道・電話・プロバイダなどのライフラインをはじめ、郵便局や宅配業者への住所変更届や住まいの市町村役場への転出届けや通っている学校への書類の提出、健康保険の移動届があり、これらの手続きの中にはあらかじめ定めた期間内に変更が完了されていない場合は罰則を設けているものもあります。
事業所の転居に関しては、本店・支店移転登記申請や税務署、社会保険事務所、労働基準監督署、ハローワークに対して異動届を提出する義務があります。
このように、引越しをするにあたり必要な書類の提出や決められている手続きは多数に及びますが、これらの手続きはすべて個人でしなければならないということはなく個人や中小企業の法人の引越しの場合は少ない人数での引越しで多大な労力が必要になるため、専用の業者に委託することも可能となっています。
引越しをする先が県外や国外になると必要な書類や手続きの数がその分増えます。
また、会社の規模が大きい場合は必要書類の届け出だけでなく、ご近所さんへの挨拶や必要な手続きを専用業者が請け負う場合があります。